どちらも1998年に公開され、日本でも大ヒットを記録した映画「アルマゲドン」と「ディープインパクト」。
両作品とも「巨大隕石」「人類滅亡の危機」「SF」といった大変よく似た題材を扱っている事から、よく比較される作品ですが、両作品の決定的な違いとは一体なんなのでしょうか?
そこで今回は、アルマゲドンとディープインパクトの違いを徹底考察!
2作品の決定的な違いはなんなのか、そしてどっちの方が泣けるのか?などを考察・ご紹介してみたいと思います。
アルマゲドンとディープインパクトの違いを考察!
1998年に公開された「アルマゲドン」と「ディープインパクト」2作品の違いはなんなのか考察してみました!
ヒューマンドラマと王道SF詰め合わせ
巨大隕石衝突により、人類滅亡の危機が訪れる両作品ですが「アルマゲドン」ではその隕石衝突回避に差し掛けて主人公のヒーローぶりや親子の愛・更に恋人同士の愛など様々な様子も、時には笑いありといったように描かれています。
ところがディープインパクトはSFながら中身はヒューマンドラマに近いものがあり巨大隕石衝突に向けて、これまでの人生と向き合ったり最後の瞬間をどのように迎えるのかといった場面を丁寧に描いています。
監督の得意分野の違い
また両作品を手掛けた監督の違いも特筆すべき違いの1つではないでしょうか。
男性キャストが多く出演するアルマゲドンではド派手なシーンも多く登場しますし、出演者も豪華な事からスケールの大きさを感じる事が出来ます。
アルマゲドンの特徴や見どころ
アルマゲドンを手掛けたマイケル・ベイ監督は「爆破」シーンを圧倒的スケールで表現する事に長けた監督です。
アルマゲドンはマイケル・ベイ監督の2作目の作品となるのですが、2作目にしてド派手な爆破シーンが随所に出てきます。この大掛かりなシーンを撮影するために実際の火薬を使うなどして、迫力を再現する事に拘ったマイケル・ベイ監督。
ディープインパクトの特徴や見どころ
巨大隕石が地球に衝突し、このままでは人類滅亡・・・となった時、人はどのように最期を迎えるのか。といった事を丁寧に描いた作品です。
アルマゲドンと比べて派手さはそこまでないものの、実際にこうした現象が起こるとなったら本当にこんな事が起きるのだろうな・・・と思えるシーンも随所にあり、また最後の瞬間は愛する家族や恋人と一緒に、いつもと同じように過ごしその時を迎えたいなどそれぞれの終わりの時を迎える決意のようなものがひしひしと伝わってきます。
アルマゲドンとディープインパクトではどっちが泣ける?
実は子供の頃はアルマゲドンの方が泣ける!と思っていたのですが、自身が大人になり改めて両作品を見てみると今ではディープインパクトの方がより感情移入してしまい泣けるようになりました。
アルマゲドンの良い点の一つとして、ストーリーの分かりやすさというのがあると思いますが、この分かりやすさ故に大人になってからだと感動が薄れてしまうという点もありますよね。
一方ディープインパクトを初見で見た時は、一切泣けなかったのですがその理由として当時はまだ自分が守られる対象の子供であった事、地球滅亡という事態の重さがあまり理解できていなかった事、普段通りの生活の幸せやありがたみが分からなかった事などが原因だったのではと思います。
アルマゲドンとディープインパクトでは女性はどっちが好みやすい?
そう考える理由の一つとしてアルマゲドンは男性監督のマイケル・ベイ監督が作り、ディープインパクトは女性監督のミミ・レダー監督が指揮をとりました。
派手な爆破シーンや、宇宙へ任務遂行の為自らの危険を顧みずに飛び立つシーンなどはやはりアルマゲドンはかっこよく描かれていました。
また随所に恋人や家族とのほのぼのとしたシーンもあり展開も早いだけあってサクサク見れるアルマゲドンですが、ディープインパクトでは比較的静かに人間の生きざまを描いたパニック映画としての側面もあります。
アルマゲドンに関しては以下も検索されています、ぜひ参考にして下さい!
まとめ
今回は1998年に公開されたSF映画「アルマゲドン」と「ディープインパクト」について両作品の違いを徹底考察させて頂きました。
巨大隕石(小惑星)衝突・人類滅亡といった同じ題材を扱い、同じ年に公開されたアルマゲドンとディープインパクト。
男性監督が作ったアルマゲドンは、分かりやすいストーリー展開にド派手な爆破シーンなどを随所に散りばめた王道のアクション映画のような側面も持ち、ディープインパクトでは女性監督ならではの、人間一人ひとりのその時を迎える様子・覚悟などが描かれたヒューマンドラマとしての側面も持っていました。
同じ題材でも、全く異なるアプローチをなったアルマゲドンとディープインパクト!
どちらもそれぞれ面白さ満点の作品となっていますので、是非自分がどんな作品を見てみたいのか?というその時の気持を大事にみてみてくださいね。