スタジオジブリの大ヒット映画『魔女の宅急便』ですが、キキの山あり谷ありのストーリーがみていて楽しいですよね。
クライマックスはハラハラドキドキしちゃうシーン!絶体絶命のトンボと飛べないキキ。最後はどうなるのか?
そしてその後のキキとジジはどうなるのか?気になる声が多いようです。
そこで今回の記事は、
- 魔女の宅急便の最後どうなる?
- キキ&トンボのその後!原作をネタバレまとめ
にて調べていきたいと思います!
魔女の宅急便の最後はどうなる?
魔女の宅急便の最後は、まとめると以下になります。
魔女の宅急便の最後
- 飛行船から落ちそうなトンボを助けた
- ジジは喋らないまま、白猫と一緒になる
- キキは海の見える街で「魔女の宅急便」として生活する
飛行船から落ちそうなトンボを助けた
スランプ状態で魔法の力が弱くなっていたキキですが、「トンボを助けたい」ただその一心で、掃除のおじさんのデッキブラシを借りて空を飛ぼうと試みます。
飛べても非常に不安定で、なかなかまっすぐにトンボの元へ向かえられずにいましたが、トンボが飛行船のロープにぶら下がっていた手が離れてしまう絶体絶命な瞬間で、キキは空中でうけとめるのです!
空中のナイスキャッチ!!
それを機に街中の方と打ち解けられて、キキは友達も増えました。
ジジは喋らないまま、白猫と一緒になる
ジジと喋ることはできなくても、意思疎通ができる仲ではあるようです。
クライマックスのトンボを助けた後も、キキの肩に飛び乗ってきましたもんね!
キキは海の見える街で「魔女の宅急便」として生活する
憧れであった海の見える大きな街。挫折や様々な経験を経て、一度は弱まった魔法の力もキキの強い心で取り戻すことができ、街の人たちとも打ち解け、キキは宅急便を続けています。
軌道に乗ってきたので、安心して両親へ手紙を送ることができました。
エンディングでその様子が伺えますね。
魔女の宅急便のその後は?原作をもとにネタバレ!
『魔女の宅急便』の映画は、原作絵本(著者:角野栄子)の1・2巻をもとに製作されています。
原作は6巻まであるので、実は『魔女の宅急便』にはその後(続き)があるのです!
映画の最後は、飛行船の事故で絶体絶命状態なトンボをキキは助け、そのまま宅配便を続けます。ジジとは会話はできませんが、意思疎通ができる仲ではあるのです。
映画はここで終わりますが、原作の続きは以下です。
その後キキとトンボは結婚する
そこから2人は文通をし始めたのです。
しかし、17歳の頃トンボに会えないキキは寂しくなり、夏休みになっても帰ってこないトンボに会いに行くのです。
キキ17歳。トンボへの恋心にやっと気付いたのでした。
思い続け、20歳になった時。トンボのはっきりしない態度にモヤモヤもします。
そんな時、ある人に出会いました。ドレスデザイナーのサヤオという男性。キキは冷たい態度をとっていたのですが、彼の作る素敵なドレスに感動し「自分の結婚式にはドレスを作ってね」と頼むのです。そして、トンボへの想う気持ちを再確認したのです。
結婚後、キキはママになる
原作6巻では、キキとトンボが結婚後の13年間が描かれています。
24歳の頃、キキは男女の双子を出産し、ママになりました。
双子の姉(ニニ)と弟の(トト)です。
ニニは、魔女の家の古いしきたり「13歳の満月の夜に故郷を離れ独り立ち」をどうするか迷っています。
トトは、魔女に興味が深々でも自分が男の子だから魔女になれない不満を抱きます。
2人はそれぞれの葛藤を抱えながらも自立していく。そんな2人の成長は感慨深いのです。
キキは、2人のそれぞれの心情や行動を、自分の昔の姿に重ね、そっと各々の決断を見守るのです。
原作には、映画で描かれていない未来があったりして、感慨深かったりしますね。
映画と原作小説には違いがあるのか?
映画と原作小説の共通な部分
◉魔女の母と人間の父から誕生した女の子(キキ)が、魔女になるために修行に出るストーリー。
13歳の満月の夜、故郷を離れて相棒である黒猫のジジと共に出発します。
◉旅立った先に見つけたのはコリコという街。ここでパン屋を営んでいるおそのさんに出会い、居候させてもらいます。そして自分の空飛ぶ特技を生かして、「宅配便」を始めるのです。
映画と原作小説の違う部分
◉キキの髪型が違う
映画はボブヘア。原作はロングヘアーです。
◉ジジの言葉
物語の中盤、キキは突然飛べなくなります。魔法が弱くなるのです。キキはスランプ状態に陥ります。
映画→その頃からジジが喋れなくなります。最後までジジは喋れません。
原作→ジジが言葉がわからなくなる瞬間はありません。
◉トンボのキャラクター
映画→明るくて元気いっぱいで、友人が多い人気者
原作→少し気の弱いタイプで、映画と真逆な性格。
◉飛行船の事故
映画→飛行船の事故でトンボが絶体絶命になり、キキが助ける。
原作→飛行船事故は映画の完全オリジナルなので、原作にはありません。
映画「魔女の宅急便」を見て原作者(角野さん)が激怒!?
このような噂もあったりはしますが、激怒までではなく少し揉めたようではあったみたいです。
角野は『魔女の宅急便』の映画化に際し、当初は唯一の注文として「キキが旅立つ時にキキの故郷の木に付けられていた鈴を鳴らすこと」のみを求めていた。その後、制作が進むに連れ内容が大きく変わることに否定的になったが、宮崎駿監督と数回対談し解決した
出典:Wikipedia
そのほかにもこのような発言も見かけます。
「あれ?」と思いました。鈴木(敏夫)さんというプロデューサーが「宮崎駿という人は、あまり原作を使わないので有名だからね」って言うので、そのつもりでいましたけど、私は「タイトルと名前は変えないでください」「世界を変えないでください」とだけ申し上げたんです。だけど、お話の筋がちょっと違うのでびっくりしました。私はもう少し可愛いラブストーリーになるかと思ってたんです。
映画を見てから原作を読む方がすごく多くて、それはそれでよかったと思います。
出典:AERAdot
揉めたことはあっても、角野さんの要望をしっかり組み込みながら、宮崎駿監督が作り出す世界観が満載な「魔女の宅急便」
主人公のキキのその後が気になるようなストーリー性ではあるので、映画を機に原作を読み出す人が増えたようで、まさにWin-Winな結果となったようです。
魔女の宅急便については以下も検索されています、ぜひ参考にして下さい!
まとめ
魔女の宅急便の最後・そしてその後はどうなるのか、原作のネタバレも交えながらまとめました。
まず、『魔女の宅急便』の最後はどうなるか?
・飛行船から落ちそうなトンボを助けた
・ジジは喋らないまま、白猫と一緒になる
・キキは海の見える街で「魔女の宅急便」として生活する
原作では、キキとトンボはその後どうなるか?
・キキはコリコの街で魔女の宅急便として過ごし、やがてトンボと結婚する
・キキは、双子のママになる
原作のネタバレではありますが、キキが更に魔女として・1人の女性として・母としての成長物語が感じられる作品です。
映画と原作では、多少違う部分があったりはしますが、両方ともストーリー性は直向きに頑張るキキの姿が感じられるので、応援したくなります。
ぜひ、この記事を参考にして見て下さいね!