5月に入り夏に向けて日差しもどんどん強くなる今日この頃。
紫外線対策が欠かせない季節になりつつあり、塗りなおしに便利なスプレータイプの日焼け止めを持ち歩いている方も多いのではないのでしょうか?
海外への渡航制限が解除されたこともあり、飛行機でのおでかけに日焼け止めスプレーを持って行きたいけど大丈夫なの?という疑問も少なくありません。
この記事では飛行機への日焼け止めスプレーの持ち込みやその注意点を国際線・国内線あわせて解説していきます。
日焼け止めの他にも機内持ち込み可能なスプレー類についても解説するのでお出かけ前にぜひ確認をしてください!
日焼け止めスプレーは飛行機に持ち込みできる?(国内線)
日焼け止めは液体として扱われるため、1容器あたり5リットル(もしくは0.5kg)までのものを1人当たり2リットル(0.2㎏)まで持ち込み可能です。
ドラッグストアなどで市販されている日焼け止めの多くは100gを超えないので、詰め替えなども不要でそのままカバンに入れておくことができます。
日焼け止めスプレーは飛行機に持ち込みできる?(国際線)
国内線と同じく液体として扱われますが、ジップロックに入れることが義務付けられており、大きすぎるものは持ち込めません。
機内持ち込みは1つあたり100g以下かつ液体物の合計が1kg以下と決められています。
また、持ち込む際にはキャップをして噴射弁を保護した上で、縦横それぞれ20cm以下の透明なジップロックに入れる必要があります。
規定に収まらない分は捨てなくてはならないので、荷造りの際によく確認をしておきましょう。
また、持ち込みのスプレー類を入れるジップロックも自分で用意する必要があります。
国際線の場合は、飛行機の規定がクリアできても国によってはそもそも持ち込みが出来ない場合があるようです。
せっかく持って行ったのに没収になってしまったなんてことがないよう、事前にしっかりと確認をしながら荷造りをしましょう。
保安検査場を過ぎたところは、手荷物検査を終えて安全が保障された「クリーンエリア」と呼ばれ、航空機内と同じ扱いです。
そのため、クリーンエリアで購入したものは規定量を超えても購入・持ち込みが可能となっています。
機内に持ち込みできるスプレーと持ち込みできないスプレーについて
日焼け止めが持ち込めることがわかったところで、他にも化粧水やヘアスプレー、制汗剤など持ち歩きたいスプレー類はまだありますよね。
航空法ではスプレーを大きく3つに分類されています。
- 化粧品類
- 医薬品・医薬部外品
- 日用品
1、2は機内持ち込みが可能ですが、3には注意が必要で持ち込めないものもあります。
機内に持ち込みできるスプレー
機内に持ち込めるスプレー類は以下の通りです。
- 日焼け止めスプレー
- ヘアスプレー
- 制汗スプレー
- 消毒スプレー
- 冷却スプレー
- 虫よけスプレー
- しわ取りスプレー
- ミストスプレー
機内に持ち込めるかどうかの基準のひとつとして、肌につけても問題ないかで考えるとわかりやすいかと思います。
機内に持ち込みできないスプレー
持ち込みが出来ないスプレー類の一例は以下の通りです。
- カーペットクリーナー
- ガラスクリーナー
- スプレーのり
- 塗料スプレー
- 防水スプレー
「火気・高温に注意」と書かれているものは持ち込みができないため、必ず預け荷物に入れておきましょう。
スプレー類を機内・預け入れで注意すること
機内に持ち込めるスプレー類の基準がわかったところで、持ち込む際・預け入れる際の注意点を以下にまとめました。
機内
国際線では縦横合計40cm以内のジッパー付きの中が見える袋に入る分だけと規定がありますが、国内線ではそのような義務はありません。
しかし、ひとまとめにしておくことで取り出しやすく、保安所の検査もスムーズになりますし、なによりうっかりカバンの中で噴射してしまって持ち物に被害が及ぶことも防げます。
どうしても処分をしたくないものは最初からスーツケースに入れておきましょう。
預け入れ
引火性のあるスプレーや高圧ガスといった危険物に分類されるもの以外はスーツケースに入れておけば基本的には問題ありません。
畿内に持ち込めるかどうか迷った時は、スプレーの注意書きを見ましょう。
「火気と高温に注意」と書かれているものは引火性物質を使用しているため持ち込みも預け入れも不可です。
また、キャンプ用のガスやライター用のガスは高圧ガスに分類され、爆発の恐れがあるので適切な梱包など注意が必要です。
スポーツでよく使う酸素スプレーは酸化性物質であるため持ち込みも預け入れもできません。
化粧品や肌につけても大丈夫なもの以外は現地調達をするのが無難かもしれません。
日焼け止めに関しては以下も検索されています、ぜひ参考にして下さい!
まとめ
うっかり規定以上のスプレーを持ち込んだり、持ち込みできないものを手荷物に入れてしまって没収・処分となってはせっかくの旅行も気分が台無しです。
出鼻をくじかれないよう、荷造りの際にしっかりと確認をしておきましょう。
手荷物で機内に持ち込むのは必要最低限にしておくと安心です。